気付けば12月。師走です。
先月の連休で沖縄に行って来て、
まだ心がふわふわしています。
毎日仕事はしてるのに、なかなか現実に戻れない。
移住者はきっとこんな感じで、またあちらに行ってしまうんだろうなぁと、自分の中にあるその気持ちに気付いた時に思ったりしています。
沖縄、良かった。
昨年行った時も、沖縄大好きと思ったけど、
今回ここまで心があっちにあるのは、
きっと月桃の香りのせい。
記憶と香りは密接な関係があることを実感します。
今年はなぜか月桃に魅せられ、
当教室に来られるみなさんにも月桃について熱く語ってしまう。
みなさんお付き合いありがとうございます。^^
月桃農園の社長さんに連絡を取り、
家族旅行なのですが…と
家族を巻き込み決行した月桃農園視察。
沖縄の月桃農園は『農園』という位だから、
整然と並んで植えられ、管理されているのを想像していましたが、
月桃は畑なんかに植えられてはおらず、
南国の背の高いススキやサトウキビたちの中で、たくましく生きていました。
生きる、というよりはまさに、生き抜く、という言葉が合う。
その日は風がとても強く、沖縄にしては寒かったから、
余計にそう感じたのかもしれません。
それはまるで、清濁併せ呑む現世に生きる私達のよう。
整えられた環境ではないからこそ、
月桃は強く生きられる力を授けられ、
良い香りの精油を生み出し、人の役に立ち、人を感動させるのだと。
月桃も人も、同じなのかもしれない。
だから私も、そして娘達も、生きるその環境は整えられすぎてなくていい。
荒波の中を生き抜くくらいがいいのだ。
そんなことを思ったり。
なぜかわが身や娘たちと月桃をシンクロさせてしまったのでした。
そして、そんな農園は、私にとっては楽園でした。